第二回合コン結果報告|野に放たれた肉食女子

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「恋人のできる合コンをしたい」そう切り出したのは山本七瀬だった。彼女は10歳になる娘がいるシングルマザー。そんな逆境にある彼女の要望かと思いきや、娘に「お父さんがいるといいな」と言われたことから、本腰を入れて恋人探しを始めようという気になったらしい。

第1回の合コンから2週間が経過し、そろそろ2回目を開催したいなと合コン好きの土浦真陽はそわそわしていたところ。もちろん毎週のように小さな合コンはしているけど、9人の女性だけで結成されたガールズ9での合コンの賑やかさからすると、ちょっと物足りなさを密かに感じ、合コンはやっぱりあの9人でという思いが強くなっていた。

そんな気持ちを知ってか知らずか、野呂一美から「相手は7人だけど合コン相手見つけたよ!」と、ガールズ9のLINEグループに、メッセージとガッツポーズをしたパンダのスタンプが送られてきた。その後5分もしないうちに、第2回目の合コンに全員参加することが決定した。みんなあの楽しさを忘れられずにいたのだろうと、真陽は自分だけじゃなかったことに安心した。

今度の相手は無名の若手芸人さんたち。そんな人たちが出会い系サイトなんて使うんだと感心しつつも、なかなか縁のない人たちとの出会いを心待ちにしている自分を楽しむ余裕が真陽にはあった。あの9人ならどんな相手が来ても絶対に楽しめるはず。

合コン会場はお台場。ちょっとおしゃれなイタリアンの居酒屋で、レインボーブリッジを一望できる特等席。芸人さんは合コン慣れしているからか、どういった場所が喜ばれるかということをよく理解している。ただし、スタートから彼らのやる気は全力のから回りを続ける。


ガールズ9のメンバーはそれぞれの個性が強すぎて、誰に的を絞っていいのか分からないのか、男性陣に迷いを感じる。とにかく盛り上げてなんとか自分たちのペースに持っていこうとするものの、テレビ局で働いている一美や、誰もが知る実業家の碧川樹衣の存在がそれを阻んでいる。

そんな中でも七瀬はきちんと男性陣の品定めをしているようだ。「もし彼女が出来て、芸人辞めて働いて欲しいって言ったらどうする?」そんなリアルな質問をして、若手芸人を困らせているが、七瀬にしてみれば切実な問題だ。彼女は遊び相手を探しに来たわけではなく、人生のパートナーを合コンで見つけようと一生懸命なのだ。

合コンを恋人探しの場と考えるか、それとも一夜限りの遊び相手を求めているのか。それらがお互いに一致しないと、なかなか合コンを心から楽しむことができない。若手芸人たちはおそらく後者なのかもしれない。とにかく合コンを楽しみたい五島まいのような女の子とは盛り上がれるのだけれども、七瀬のように真剣に恋人探しをしている相手とは相性が悪い。

その結果、第2回はガールズ9でも評価が分かれる合コンになってしまった。楽しめたメンバーがいればそれはそれでいいのだけれども、こんなにも方向性がバラバラでは、いきなり解散を憂慮するような事態である。あえて9人で集まって合コンをするのだから、もっと一体感が欲しい。

第1回目が楽しかったのは、傷心の黒崎結希を盛り上げようと、気持ちが一つになっていたから。これからもみんなで楽しむためには、共通のテーマを持って、もう少し組織的に合コンと向き合わなくてはいけない。そんな真面目な意見を出し合って、第2回目の合コンの反省会は終了した。